2002年〜2003年(第155〜156回国会)
安心の未来を創る
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昨年からこの夏にかけて、細川さんは前にも増して多忙な1年を送りました。昨年秋、鳩山代表再選の後の短い間でしたが、民主党国会対策委員会の委員長代理に就任し、国会対策の要として働いた後、菅代表の新体制下で衆議院予算委員会の筆頭理事に就任、今度は4野党の代表として予算委員会の運営にあたることになりました。
予算委員会は常任委員会の中でも花形で、全閣僚出席のもとテレビで放映される機会も多く、世論やマスコミから最も注目を集める委員会です。委員会の運営は理事会で決めることになっていますが、その下交渉は与野党筆頭理事の間で行われることが多く、審議日程や参考人の招致、あるいは採決日程の決定などについて、野党の筆頭である細川さんと、与党筆頭の自民党理事の間で随時協議が行われます。それと同時に、民主党国対との戦術的な打合せ、党内の予算委員との会合、野党間の協議が行われ、実際の委員会の運営が決まっていきます。質問のバッターを決めるのも筆頭理事の役目です。特にテレビが放映されるときは希望者が殺到する一方、党の顔である菅代表も多くの機会に出てもらいたいとのことで、これも苦労するところです。
委員会の最中には、何か問題が起こると理事が委員長席のまわりに集まり協議します。国会中継のテレビで細川さんが委員長に抗議する場面を見た方も多いと思います。
今年の予算委員会は長期間にわたる審議の中断がありませんでした。これは長期不況化で早期の予算成立が望まれたなどの要因もありますが、細川さんの弁護士時代から鍛えられた粘り強い交渉によって、事前に与党の譲歩を引き出し、決定的な対立を未然に防いだという面も否定できません。細川さんの活躍により、民主党は予算委員会でポイントを稼ぎ、政権担当が十分に可能であることを国民に示すことができたのではないでしょうか。
菅代表の新体制のもと、党では常任幹事に就任しました。常任幹事会は民主党の最高執行機関で、菅代表をはじめ30人によって構成されています。細川さんは北関東・北信越の地域担当という役職です。
そんな訳で、ここ1年の細川さんは、舞台回しの仕事が多く、本人が質問に立つ場面が大分減ってしまいました。しかし、予算委員会での質問など内容は充実し、他議員からの高い評価を受けています。
議員立法については、継続審議も含め4法案の筆頭提出者になり、その内の2法案は委員会で審議されました。
犯罪被害者基本法案は、3度目の提出になりました。犯罪によって被害者、その家族や遺族が悲惨な思いをしています。加害者は憲法によって人権を保障されているのに被害者の人権はほとんど省みられませんでした。確かにこの間、被害者の人権救済、被害者・遺族に対する支援は確実に進んでいますが、まだ十分ではありません。政府は個々の対応をしているので基本法は要らないと言っていますが、細川さんは政府や与党に粘り強く働きかけています。
交通基本法案は昨年の通常国会に提出したまま、実質審議が行われず継続扱いとなっていましたが、この6月、国土交通委員会に付託されました。7月提案理由の説明が細川さんによって行われ、引き続き質疑が行われました。この法案も役所と与党の反対で成立に至るまでは厳しい道のりが予想されます。
機内迷惑防止の航空法改正案も継続になっていましたが、政府から同様の法案が出され、両法案を一括審議した後、与党が民主党からの修正案を受け入れた結果、修正後の政府案が全会一致で可決されました。民主党がいち早く法制化を手掛けたことが実を結びました。
野党提出の法案はなかなか審議してもらえないことが多いのですが、この国会で2本の法案が審議されたことは、細川さんの国会での活躍を示しています。
モーダルシフト法案は、長距離のトラック輸送を鉄道や海運に転換することで、地球温暖化など環境への負荷の低減をはかるもので、この国会の会期末に提出しました。荷主などに計画を出させ輸送の実態を把握しつつ効果的な対策を行うとの趣旨です。
国会は立法の府であり、法律の制定によって国の方向を定めるための機関です。細川さんは、「今後も新たな議員立法に取り組みたい」と語っています。
<第155/156国会 委員会での主な質疑など>
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委員会 |
質問の種別・法案 |
主な内容 |
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国土交通委員会 |
マンション建替え法案 |
都市近郊マンション建設のあり方について。 越谷レイクタウン事業でのまちづくり。 |
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特殊法人改革特別委員会 |
東京地下鉄株式会社法案 |
営団地下鉄民営化の意義。営団の財務状況。 道路財源の地下鉄建設への充当。新会社の役員。 |
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予算委員会 |
一般質疑 |
治安の悪化の原因をどう考えるか。 犯罪、特に少年犯罪をどう防ぐのか。 |
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国土交通委員会 |
航空法改正案 |
民主党案に対する質問への答弁。 航空機内での喫煙の問題。政府案との違い。 |
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国土交通委員会 |
交通基本法案 |
法案趣旨説明と質疑に対する答弁。 移動する権利の意義。基本法の必要性。 |
埼玉高速鉄道の工事を利用し、綾瀬川などに荒川の水を入れることにより、川をきれいにする事業がこのほど完成しました。これで綾瀬川が「きたない川」という汚名を返上できるのでは、と期待されます。
しかし、根本は汚れた水を流さないことです。さらに浄化のために手を尽くさなければなりません。
外郭環状道路からレイクタウン予定地を抜ける東埼玉道路側道部分の工事が、来年の国体開催に間に合うよう、急ピッチで進んでいます。ただ、心配は建設現場付近の土壌と地下水から環境基準を超えたダイオキシンが発見されたことです。国土交通省に対してはダイオキシンの飛散などがないよう、慎重な工事を行うよう要請しています。
秋葉原とつくばを結ぶ「つくばエクスプレス」(常磐新線)は工事が進み、2005年開業がほぼ実現する見通しで、八潮、三郷市民はぐっと便利になります。この新線は細川さんが初めての質問で取り上げ、十数年かかって実を結んだものです。
一方、八潮と野田を結ぶ地下鉄8号線については、まだ具体的な路線は決まっていません。細川さんは以前から東埼玉道路に沿ったルートを提案していますが、実現のためには、地域での今後の取り組みが重要になってきます。
また、この3月、東武線と半蔵門線の相互乗り入れが始まりました。越谷、草加から錦糸町、大手町などに乗り換えなしに行けるようになり、さらに東急田園都市線とも直通運転になりました。これも細川さんが再三国会で取り上げたもので、この事業の背景にも国の法律や地下鉄に対する補助があり、公共交通への国の政策が反映されています。
首都圏外郭放水路(洪水時に河川の水を江戸川に流す、国道16号沿いの地下トンネル)の一部開通などにより、中川・綾瀬川の治水安全度が向上しました。中川の河川改修も進んでいます。
越谷レイクタウンに調整池を作る事業も始まっています。ここしばらくは大きな水害はありませんが、地球温暖化によると思われる異常気象が頻発し洪水の危険は増しています。しっかりした対策が望まれます。
昨年10月、草加の市議選では、現職で民主党公認の新井貞夫さん、種子島久代さんが当選、今年4月の県議選で、越谷では現職の高橋努さん、草加では新人の山川百合子さんが、それぞれ民主党公認で当選、同じ4月に行われた越谷市議選では、現職で公認の永井龍男さん、玉生芳明さん、新人で公認の大石美恵子さん、現職で推薦の佐々木浩さん、山本正乃さんが、それぞれ当選しました。皆様のご支援に心から感謝申し上げます。