2003年〜2004年(第157〜160回国会)
政権交代を実現しよう
2004年の通常国会では引き続き予算委員会の野党筆頭理事として活動し、その後、突然のことでしたが、衆議院決算行政監視委員長に選任されました。2度目の常任委員長ですが、行政の監視という職責を全うしたいと思います。
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通常国会前半の表舞台は常に予算委員会です。
今年は審議の中断や審議拒否は少なく、一部には野党の戦術に批判の声もありましたが、徹底的に議論するなかで問題をあぶりだしていこうという方針のもと、野党ペースの論戦が交わされました。
役人による年金の無駄づかい、あるいは道県警察の裏金作りなどの具体的問題を明らかにしつつ、年金制度や予算編成など大きな観点で政府を追及し、かつてない審議時間を確保しました。これは筆頭理事である細川さんの功績です。
また、細川さん本人の質問も2月、NHKテレビで中継されました。この質問では、わが国の治安を取り上げ、検挙率の低下、重要犯罪の増加などの原因究明と、対策の強化を訴えました。
政府が閣僚会議で対策を考えたというわりには、出てきた報告書は事務方が既存の政策を羅列しただけではないか、との批判に対し、小泉総理以下閣僚はほとんど答弁ができませんでした。
また、警察内部で裏金作りをしているとの不祥事について国家公安委員長にただしました。安心、安全を確保するという、国の最も基本的な機能が麻痺しつつあるということは大変な事態です。
2004年4月から5月にかけて、国民年金未加入・未納問題で党内外が大きく揺れ、菅直人氏が代表を辞任するという事態になりました。
結局、民主党は岡田克也新代表のもと、挙党一致の体制で再出発しましたが、細川さんはその代表選挙の主宰者である選管委員長を務めました。この秋にも代表選が予定されていますが、その選挙でも委員長を続けることになります。細川さんの人柄が、公平・公正を要求される選管委員長にふさわしいと評価された結果です。
5月、これも年金未加入・未納問題の余波で、石井一氏が決算行政監視委員長を辞任した後を受け、細川さんは委員長に選任されました。細川さんとしては、1999年の環境委員長以来2度目の常任委員長就任になります。この委員会は、総理はじめ全大臣に対し質疑ができるという権威ある委員会で、格としては予算委員会に次ぐものです。この地位の重みは、前任の石井議員が当選11回の長老であり、民主党の副代表経験者でもあることからも分かります。6月2日、小泉首相と岡田新代表の初対決がこの委員会で実現しました。このなかで、岡田代表に、「仕事もしてないのに厚生年金に加入していたのは違法ではないか」と追及されたとき、小泉首相が答えに窮して言ったのが、「人生いろいろ、会社もいろいろ、仕事もいろいろ」との言葉でした。この発言は後に大きな批判を招きました。この日、平成14年度決算の審議が終了し、翌3日、細川委員長は本会議で審議の経過と結果を報告しました。
ここしばらくは国土交通などの委員会から離れ委員会質問の機会は少なくなりましたが、一人の議員として交通運輸や司法制度改革、あるいは環境などの政策課題に取り組み、さらに、地元や団体からの様々な要望の窓口として、政府や自治体と話し合いをしています。
常任委員長になると委員会質問ができず、また、議員立法の提案者にもなれないため、5月には「検視、検案、司法解剖等に関する質問主意書」を出すなど、工夫をしながらいろいろな分野で政策への取り組みを続けています。
国の今年度予算で、越谷市東越谷の東京電力跡に、(仮称)越谷公共職業安定所が誕生することが決まりました。この夏から改修などの工事が始まります。雇用のミスマッチが指摘されるなか、30万都市にしては職安がないのは不便だとの声を受けてこのほど実現したものです。財政難で新設は厳しく抑えられているため、当初は困難との見方もありましたが、例外的な予算付けとなりました。新規の機関ですので、国会の承認が必要ですが、来年通常国会3月中に承認が得られれば、予定通り平成17年3月31日、「越谷ハローワーク」のオープンとなります。
草加市では「今様・草加宿」という地域再生プロジェクトを進めています。旧道を賑わいあるまちにして草加ブランドを確立し、また、綾瀬川周辺を豊かな景観と歴史文学のまちにしようというものです。この事業は、昨年までは国土交通省の補助金、今年度からは「まちづくり交付金」を受けて行うもので、細川さんも側面から支援しています。
越谷では、4月から「地区センター」が開設しました。各地域で特色あるまちづくりができるような地域活動の拠点にしようという意図で、いわば自治体内の分権を進めようとするものです。市民との協働をスローガンにしている板川市政の新しい展開といっていいでしょう。
越谷レイクタウン予定地の北を通る県道は、現在、大成町7丁目までできていますが、このほど、吉川橋までの区間が国の補助事業として採択され、 数年で完成する運びとなりました。と同時に、老朽化している吉川橋も、架け替えることが決まりました。これも細川さんが国と県に対し、今行われている中川の河川改修と一体の事業として橋の架け替えを実現するよう働きかけた成果です。
4号バイパス渋滞解消の切り札として期待されている東埼玉道路は、外環から草加、越谷東部を通り、吉川市川藤に至る側道部分が、平成16年の埼玉国体開会に合わせ完成の予定です。ただ、これだけでは渋滞対策は充分でありません。その先、庄和町で4号バイパスと合流するまでの早期事業化が望まれます。 県道八潮・越谷線(通称産業道路)は南越谷付近が貫通せず、市民の皆さんには不便をかけていました。これは、県の財政難などのため、移転対象の工場との話し合いが進まなかったのが原因でした。細川さんの後押しもあり、交渉も大詰めに差し掛かり、早期に解決する方向になっています。
細川さんが初当選以来手掛けてきた常磐新線は、「つくばエクスプレス」として来年秋、開業する運びになりました。すでに、秋葉原からつくばまで線路が敷かれ、あとは走行実験を繰り返し、駅舎などを整備するのみとなりました。県東部には「八潮」「三郷中央」の2駅ができ、南流山で武蔵野線と交差します。
一方、運輸政策審議会で、2015年までに着手とされている地下鉄8号線は、路線も八潮から東埼玉道路沿いに草加、越谷を経て野田に抜けるルートに決まり、計画も詰めの段階に入っています。しかし、問題は自治体の財政難と収支採算性。まだまだ実現までには超えなければならないハードルがあります。
各種リサイクルの立法の成果で、建材、家電、自動車などのリサイクルが進んでいます。 しかし、ゴミの総量が減らないことには環境負荷の低減につながりません。
各自治体で減量や再利用に取り組むのももちろんですが、 国として、大量廃棄をせずに済むような立法が必要です。例えば、容器でいえば、リサイクルコストも高いペットボトルを減らし、再利用可能なビンへ転換させる工夫が求められています。 このような問題について、日頃より国、県、市、東埼玉資源環境組合、そして市民の皆さんと議論を重ねています。
昨年8月、土屋前知事辞任を受け、埼玉県知事選挙が行われ、民主党県連から友情支援を受けた上田清司氏が圧勝、10月には参議院補欠選挙が行われ民主党公認の島田ちやこ氏が惜敗しました。
翌11月の衆議院総選挙で民主党は県内で細川さんをはじめ8つの小選挙区で勝利、5人が比例区で勝ち上がりました。今年4月の衆議院補選で現職だった木下厚氏が惜敗しましたが、本多平直氏が比例で繰り上げ当選したため、議員数は変わっていません。そして、この7月の参議院選挙では、民主党が大きく議席を伸ばすなか、埼玉選挙区では島田ちやこ氏が雪辱を果たし議席を得ました。 選挙に明け暮れた1年間でしたが、皆様のご支援に心から感謝申し上げます。